沖縄の行事・文化 旧暦の12月8日はムーチの日
子供の頃から旧暦の12月8日、
ムーチの日の日ということで、あの頃はどこの家庭でも、
ムーチの日が近づくと、ムーチーカーサー(月桃の葉)をたくさん採ってきてムーチ(月桃に包んだ餅)を作る手伝いをしたものです。
何気に食べていた沖縄のムーチ。魔除けとは知っていたけど、こんな民話があるとは知りませんでした。沖縄のでは、子供が生まれた家庭では力ムーチといって一回りも二回りも大きなムーチを作って、親戚やお隣近所にわけていましたね。(私の記憶によると)
今では、
ムーチの日といっても、家庭で作る家は殆どないと思います。だって、スーパーでその日の前後は沢山安く販売されていますからね。作る手間暇を考えると買った方が安上がりということでしょうか?
それよりも子供の頃、家族みんなで作った
ムーチの日の楽しみがもう遠い昔のように感じます。
ムーチの由来、ウニ(鬼)ムーチの由来がYouTubeに投稿されていました。また、沖縄のサイトにも投稿されていますので、シェアします。
旧暦の12月8日は、「(ウニ)ムーチー」と言って沖縄では餅(ムーチー:月桃の葉に包んで蒸した餅)を作って食べ、厄払いする日です。またこの時期は1年中で最も寒さが厳しい時期で、この頃の寒さのことを「ムーチービーサ」と呼びます。今回は、この「(ウニ)ムーチー」の由来について。
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■鬼餅(ウニムーチー)の由来 【大里村】
昔、首里金城に妹と兄がいました。兄はひょんなことから大里村に移り住みました。その兄が、夜な夜な村を襲いにわとりや山羊、牛を盗み、時には人間までも食べる「大里鬼」になって、洞窟に住みついているという噂が広まりました。妹は実否を確かめようと思い、大里の洞窟に行きました。
「兄さん、妹です。」と、妹は洞窟の前で大きな声で叫びました。 どうやら、兄である鬼は外に出ていて留守のようです。そこで、妹は洞窟の中に入っていきました。すると、思わず鼻をつく悪臭がプンプンしました。 洞窟の中には、牛や山羊の骨が散乱しており、噂通り兄が鬼となって村の牛や山羊を襲い、食べていると悟り、怖くなって帰ろうと外へ出た所に鬼となった兄が帰ってきました。見ると、兄は筋肉隆々で、口は裂け牙がむき出し目は爛々と輝き、赤黒い毛に覆われた鬼の姿になっていました。
続きは、沖縄の民話のサイトをご覧くださいませ。さらにわかりやすく
動画でムーチの由来
が投稿されていましたので、合せてご覧くださいませ。